屋根工事の流れ
ここでは「葺き替え」工事について、日本瓦からガルバリウム鋼板へ新調する施工例でご説明します。屋根の重量が約10分の1程度に軽くなるため、仙台エリアでも人気の工事です。弊社では実績を豊富に持っています。 「カバー工法」も、一部を除き流れは同じです。
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足場を組む・養生する
状態に応じて足場を設置し、養生を行います。- ポイント
- 足場を組むときも、施主様へ細部の説明をいたします。
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古い屋根の解体と撤去
屋根材を解体して撤去します。瓦屋根などの場合は、瓦を固定する「葺き土」や桟木も処理します。屋根の上に新しい屋根を葺く「カバー工法」のときは、撤去の工程はありません。
- ポイント
- 屋根の傷みが大きなときなどは、屋根裏(屋根の内部)の健康状態(換気・湿気など)もチェックして、ご報告します。
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野地板・タル木などの下地を修繕
野地板(屋根の下地板)やタル木が弱っていたときは修繕します。とくに、瓦屋根の野地板は、瓦の重みを長年支えてきたため傷みやすい場所です。新しい木材を張り直したり、タル木に添え木して補強します。- ポイント
- 下地補修は、丈夫な屋根づくりを通して家全体の骨組み(基材)を守る大切な工事です。私たちの豊富な施工経験を活かし、長持ちする家へと真心こめて施工します。
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ルーフィングを張る
野地板の上にルーフィング(防水シート)を張っていきます。これで万一の雨にも防水が効くようになります。屋根材の撤去、下地補修、ルーフィングまでは、状況にもよりますがおおむね1日で行います。下地施工が翌日に持ち越す場合などもしっかりと防水カバーで屋根を守るのでご安心ください。- ポイント
- ルーフィングは種類が豊富。また、オプションで遮音効果などがより高いルーフィングなどもございます。ご要望に応じ、どの追うな品も施工可能です。詳しくは、「取扱商品のご紹介」をご覧ください。
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屋根材を葺く
屋根材を取りつけます。屋根の面、屋根と壁の接合部などは小さな鋼板を使い、私たちの建築板金の知識と技術を用いた手仕事で、水の浸入をしっかりと防ぎます。- ポイント
- 屋根の勾配や、デザインにそって、屋根材をタテに並べる「縦葺き」・ヨコに並べる「横葺き」など、臨機応変な施工に実績があります。 種類も豊富な金属屋根材の見本をもとに、和洋の外観のご相談に応じ、施工に対応します。「取扱商品のご紹介」をご覧ください。
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「棟」(むね)を作る
屋根のあわせめになる「棟」などを設置します。木の新しい下地を作り、その上に鋼板をかぶせて仕上げます。金属瓦には、伝統の日本瓦と同じように様々な瓦のパーツが揃い、上質な仕上がりです。- ポイント
- 家のデザインに応じ、和風・洋風それぞれの用途に合った役物(屋根の各部品)を、外観の仕上がりにこだわって取りつけます。
外壁工事の流れ
ここではご用命の多い、金属サイディングの「カバー工法」による補修工事を例にご説明します。 劣化した外壁を上から覆いますが、金属サイディングはとても軽いのが特長です。また、外壁の防音・遮熱・断熱の快適性能もアップ。さらに、家の美観も見ちがえるほど復活するおすすめの工事です。 新築戸建て、集合住宅の外壁工事などにも豊富な実績がございます。
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足場を組む・養生する
足場を設置し、養生を行います。- ポイント
- 足場を組むときも、施主様へ細部の説明をいたします。
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「胴縁」(どうぶち)を設置する
今の外壁に、壁材の取りつけ下地材となる「胴縁(どうぶち)」を固定させます。新しい壁材は、もとの壁から少し浮かせて取りつけるため、壁の防音・遮熱・断熱といった快適性能が向上します。- ポイント
- 釘は錆びにくいステンレス製などを用いた安心施工を行います。
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透湿シートを張る
こもった湿気は外に逃がしながら、雨水は侵入させない「透湿シート」を、胴縁の上に張っていきます。写真は、薄い金属板(サイディング)の裏側に、断熱材(透湿シート)を張ったときの見本です。- ポイント
- 「透湿シート」は、厚さわずか18mmながら、非常に高い断熱効果を持つウレタンフォームなどを使用します。
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金属サイディングを張る
胴縁の上に、壁材として金属サイディングを取りつけます。屋根との取り合い部(隣接面)や、窓サッシまわりも丁寧に防水施工を行います。- ポイント
- 施工後のイメージが分かりにくいときは、豊富な見本をもとにアドバイスをいたします。対応商品の一例は「取扱商品のご紹介」をご覧ください。
種類豊富な金属サイディングで外壁リフォーム
雨漏り補修工事の流れ
屋根の雨漏りの「部分葺き替え」補修をご紹介します。患部まわりの一部分だけを新品にする工事です。 そのほか患部に金属板をかぶせる部分的な「カバー工法」など、臨機応変な補修に実績があります。 日本瓦/スレート瓦などを用いる部分補修や、さまざまな外壁の雨漏り補修も対応しております。まずはお気軽にご相談ください。
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部分撤去
この例では、屋根の面が出会う「降り棟」(くだりむね)が浮きあがった場所から水が浸入していました。雨漏りの状態から判断すると広範囲の下地の傷みが心配されたため、雨漏り患部と、その周辺の「面」の屋根だけを撤去しました。- ポイント
- 補修工事のプランは、雨漏りの状態をご報告し、施主さまのご要望をヒアリングしながらご提案いたします。
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下地の補修
ぼろぼろになっていた下地のルーフィング(防水シート)を剥がすと、野地板が水で腐食して穴があいていました。このようなときは、新しいパネルを張りなおします。また、野地板を支えるタル木も腐食して細くなっていたので、添え木をして補強しました。このような、下地が今後も屋根をしっかり支えられるような補修を行います。その後、新品のルーフィングをぴったりと張っていきます。- ポイント
- 水で腐食した下地木材はシロアリを呼ぶこともあります。シロアリの点検なども行い、状況に応じて対応いたします。
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ルーフィングを張る
野地板の上に防水用ルーフィングシートを張っていきます。屋根材の撤去、補修、ルーフィング施工までは、状況によりますがほぼ1日で行います。- ポイント
- ルーフィングは種類が豊富です。ご要望に応じ、どのような品も施工可能です。詳しくは「取扱商品のご紹介」をご覧ください
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屋根材を葺く
金属屋根材を取りつけていきます。部分補修をしても一定の外観が保てるよう、美観にも配慮したご提案をいたします。 金属材は色のバリエーションが多く、もとの屋根材に色を合わせていきやすい建材です。色だけではなく、いまの屋根の葺きかたと同じ葺きかたを再現しながら施工していきます。- ポイント
- 日本瓦、スレートの部分補修時は、同じ色調の日本瓦やスレートを使用して施工します。