よく見かける雨漏りの原因
何度も雨漏り補修をしたのに雨漏りが止まらず、家が古くなったためだと我慢していませんか。 雨漏りには原因があります。これを知っておくだけで、適切な補修対応が行いやすくなります。ここではよく見かける例をご紹介します。
屋根の老朽化
一般的に、屋根の耐久年数は20~30年と言われます。水は、屋根材が長年の間に割れたりサビが発生した部分から浸入します。屋根材を固定する漆喰や金具が傷んで、部材が浮いたりズレたりした場所も同様です。また、雪止めの下にサビが原因の穴が開いていることがよく見られます。
もし水が入っても下地に張られた防水シートがガードしますが、このシートも20〜30年ほどで古くなります。壁の雨漏りもほぼ同じ原理で起こります。
なお屋根の劣化は、台風などによる損傷などと複合的に進むことも多く、調査すると保険が使えることもあります。


施工不良
新築時から雨漏りがする時は、施工不良も考えられます。屋根の「面」が接合する「棟部」や「谷樋」などで屋根材が接合していなかった場合などです。また、昔の施工で鉄クギを利用した場所にサビが発生するなど、原因はさまざまです。 防水パテなどのコーキング材の使いかたが適切でない場合も、雨漏りが始まっていきます。


屋根の部品の劣化
よく見かけるのは、雨どいが割れたり詰まったりした部分から溢れ出した水が、周辺の屋根や壁をいためる例です。また、ソーラーパネル取付部、ベランダの足部分の取付金具の腐食や、何かの衝撃で傷んだ場所から水が侵入することもあります。 壁の雨漏りでは、窓まわりや換気口まわりの建材の劣化などの原因が考えられます。


外壁の劣化
雨漏りは屋根からだけではなく、壁からも起きます。例えば、壁面と屋根の接合部が劣化するなどで壁の内部に水が浸透し、水が屋根裏を伝わって室内の天井に雨漏りのシミが現れることがあります。また、壁に開いた換気口や窓の回りの防水が劣化して引き起こされる雨漏りもあります。このような時は、外壁補修を行います。


雨漏りで傷んだ家の例
雨漏りを放置していると、雨漏りの患部から周辺の建材にも傷みが進んでいきます。 無料調査では、さまざまな雨漏りの修理事例をもとに患部を確認し、状態をご報告します。
軒下(のきした)のシミ
屋根の軒(のき)部分から侵入した水が、軒の内部を傷めてしまっている例です。軒先は雨水が集まりやすく、屋根の劣化が進みやすい場所です。軒下のシミは、屋根材の腐食などのサイン。傷みが進むと、室内の梁(はり)や壁にもシミが浮いてくることがあります。

天井や壁のシミ
屋根の中、つまり屋根裏は、通常は空間になっています。その空間の底の部分が部屋の天井に当たります。天井にシミがあるということは、屋根を浸透してきた水が下に垂れている状態です。壁のシミは少し複雑で、雨漏りの患部が屋根と壁のどちらかにあるのかを特定しなければなりません。適切に調査することで、根本的な対処を行えます。


ルーフィング(防水シート)の傷み
ゴムアスファルト系(ゴムアス系)のルーフィングが、劣化で防水性能を失ってしまった例です。ルーフィングは、屋根材の隙間から水が入り込んだときに水を排斥する屋根材のサポート役です。劣化すると「野地板」(下地板)に水の影響が広がっていきます。また、ルーフィングを施工するとき、シート同士に隙間があると、ここから水が浸入することもあります。新築なのに雨漏りする、という現象につながります。


野地板の傷み
屋根材を撤去してみると、下地の野地板や梁(はり)など家の骨格(基材)が腐食していることがあります。こうした時には、基材に害虫が集まってしまっていないか確認をいたします。なお、万一傷みが激しい時は、基材を部分的に取り替えることも視野に入れた、総合的な補修プランのご提案と施工も可能です。


雨漏り工事の種類
豊富な施工経験をもとに、家の状態にあわせて、 雨漏りの原因をきちんとケアできるような確実な補修プランを計画します。また、ご予算に応じた各種補修への対応も行っております。 日本瓦/スレート瓦などを用いる部分補修や、さまざまな外壁の雨漏り補修も対応しております。まずはお気軽にご相談ください。
部分葺き替え
雨漏り部分と周辺の屋根材を取り外し、新しいルーフィング(防水シート)を張って、上から屋根材を葺きなおします。傷んだ部分を取り替えて新しくするため、今後は何十年にもわたって雨漏りの心配をすることがありません。屋根材を撤去することで下地材の状態を確認でき、腐食が見られた時にはていねいに補修を行うため、丈夫な住まいへの安心感も違います。


部分カバー
屋根の傷みの度合いが小さなときや、施工主様のご要望によっては、雨漏りの原因になっている部分に鋼板をかぶせて防水をします。使用する屋根材は、状況やご予算に応じて臨機応変にアレンジすることも可能です。 なお、日本瓦の屋根やスレート屋根の補修には、同じ素材の屋根材(瓦やスレートなど)を使った部分補修も対応しています。


部分補修
屋根材の浮き、外壁材のヒビ割れなどにおいて、周辺部や下地の傷みが激しくないと判断できた時などは、状況に応じた各種補修を行います。コーキング(充填剤)でふさいで補修することもあります。

雨どい・雪止め修理もお気軽に
雨どいは部品ひとつの交換から配管新調まで、戸建てはもちろん集合住宅まで幅広く対応いたします。雪止めはサビて落ちた雪止めの交換はもちろん、屋根から落ちる雪が駐車場や隣家などに集中してお困りのときなども、気軽にご相談ください。