外壁塗装を検討している方の中には、「外壁や屋根を塗装すれば雨漏りも直るのではないか」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、すでに発生している雨漏りを、外壁塗装や屋根塗装だけで直すことは難しいです。
塗装には、外壁材や屋根材の表面を保護し、防水性能を維持する役割があります。しかし、雨漏りの原因が外壁のひび割れ、シーリングの劣化、屋根材の破損、防水シートの劣化、ベランダ防水層の不具合などにある場合、塗装だけでは根本的な解決になりません。
この記事では、外壁塗装で雨漏りが直るのか、塗装では対応できない雨漏りの原因、必要になる修理方法、応急処置、業者へ相談すべきタイミングを解説します。
雨漏りがすでに起きている方、外壁塗装と雨漏り修理のどちらを優先すべきか迷っている方は、参考にしてください。
Contents
外壁塗装・屋根塗装だけで雨漏りを直すことは難しい

外壁塗装や屋根塗装は、建物の表面を雨水や紫外線から守るための工事です。
一方で、雨漏りは「どこから雨水が入り、どこを通って室内に出ているのか」を確認し、原因箇所に応じた補修を行わなければ改善しにくい症状です。
まずは、塗装で対応できるケースと、塗装だけでは対応が難しいケースを整理しておきましょう。
| 状況 | 塗装での対応 | 必要になりやすい工事 |
|---|---|---|
| 色褪せ・チョーキング・軽度の塗膜劣化 | 予防的な塗装で対応できる場合がある | 外壁塗装・屋根塗装 |
| 外壁のひび割れがある | 塗装だけでは不十分な場合がある | ひび割れ補修・シーリング補修・外壁塗装 |
| シーリングが割れている・剥がれている | 塗装だけでは改善しにくい | シーリング打ち替え・外壁補修 |
| 屋根材が割れている・ズレている | 塗装では直せない | 屋根部分補修・葺き替え・カバー工法 |
| 防水シートや下地が傷んでいる | 塗装では直せない | 屋根葺き替え・防水工事・下地補修 |
| すでに室内に雨漏りしている | 原因調査が必要 | 雨漏り調査・雨漏り修理 |
このように、塗装は雨漏りの予防や外装材の保護には役立ちますが、すでに発生している雨漏りの原因を直接直す工事ではありません。
雨漏りが起きている場合は、塗装工事を先に決めるのではなく、まず原因調査を行い、補修が必要な箇所を確認することが大切です。
仙台市周辺で雨漏りの原因調査や修理をご検討中の方は、雨漏り修理ページもご確認ください。
▶︎ 雨漏り修理・工事
「塗装で雨漏りが直る」と営業する業者もある

「塗装で雨漏りが直ります」と説明して、外壁や屋根の塗装を勧める業者には注意が必要です。
特に、雨漏りの原因調査を十分に行わないまま塗装工事だけを提案する場合は、根本的な原因が解決しない可能性があります。雨漏りは、外壁のひび割れ、シーリングの劣化、屋根材の破損、防水シートの劣化、ベランダ防水層の不具合など、さまざまな原因で発生します。
そのため、塗装で表面をきれいにしても、雨水の侵入経路が残っていれば、雨漏りが再発するおそれがあります。
「塗装だけで雨漏りが直る」と言われた場合でも、その場で契約せず、雨漏りの原因調査を行ってくれるか、補修が必要な箇所を説明してくれるかを確認しましょう。必要に応じて、複数の業者へ相談することも大切です。
訪問販売や点検をきっかけにした住宅リフォームのトラブルは、公的機関でも注意喚起されています。突然訪問してきた業者から「今すぐ塗装しないと雨漏りする」「保険で無料になる」などと言われた場合でも、その場で契約せず、複数の業者や公的な相談窓口に確認してから判断しましょう。
外壁塗装・屋根塗装の役割

外壁塗装や屋根塗装は、雨漏りそのものを直す工事ではありません。
一方で、外壁材や屋根材の表面を保護し、住まいの劣化を抑えるために大切なメンテナンスです。ここでは、外壁塗装・屋根塗装の主な役割を解説します。
建物の外観を維持する・美しくする
外壁や屋根を塗装すると、色褪せや汚れが目立ちにくくなり、住まいの外観を整えやすくなります。
塗装は塗料の種類や建物の環境によって耐用年数が異なりますが、紫外線や雨風の影響で少しずつ劣化していきます。
定期的に外壁や屋根の状態を確認し、必要なタイミングで塗り替えることで、建物の見た目を良い状態に保ちやすくなります。
外装材の防水機能を維持する
外壁や屋根の表面は、塗装によって雨水や紫外線から保護されています。
ただし、塗装はあくまで外装材の表面を保護するための工事であり、すでに発生しているひび割れ、隙間、シーリングの剥離、屋根材の破損、防水シートの劣化などを直接直すものではありません。
塗膜の保護機能は、紫外線や雨風の影響で少しずつ低下していきます。そのため、外壁材や屋根材の種類、劣化状況に応じて、定期的な塗り替えや補修を検討することが大切です。
一部には塗装を必要としない外壁材・屋根材もありますが、多くの外装材では、表面の保護機能を維持するために塗装メンテナンスが必要になる場合があります。
屋根材や外壁材を紫外線などの外的要因から守る
外壁や屋根は、日常的に雨風や紫外線の影響を受けています。
塗装には、外装材の表面を保護し、劣化の進行を抑えやすくする役割があります。塗膜が劣化すると、色褪せ、チョーキング、ひび割れ、剥がれなどの症状が出やすくなるため、定期的な点検が大切です。
また、塗料の種類によっては、遮熱性や低汚染性などの機能を持つものもあります。建物の状態や希望する性能に合わせて、適した塗料を選ぶことが重要です。
雨漏りが起こる主な原因|屋根・外壁・開口部別に解説

雨漏りは、屋根や外壁、窓まわり、ベランダなどから雨水が建物内部へ入り込むことで発生します。
室内の天井から水が落ちている場合でも、必ずしも真上の屋根だけが原因とは限りません。外壁のひび割れ、シーリングの劣化、棟板金の浮き、ベランダ防水層の不具合など、複数の箇所が関係していることもあります。
ここでは、雨漏りが起こる主な原因を、屋根まわりと外壁・開口部まわりに分けて解説します。
屋根・屋根付近からの雨漏り

屋根は、雨や風、紫外線の影響を直接受ける部分です。そのため、屋根材のズレや破損、防水シートの劣化、棟板金の不具合などがあると、雨漏りにつながることがあります。
屋根・屋根付近から雨漏りが起こる主な原因は、以下の通りです。
瓦・スレートなど屋根材の浮きやズレ
瓦やスレート材が、強風・地震・経年劣化などの影響で浮いたりズレたりすると、そこにできた隙間から雨水が入り込むことがあります。
屋根材のズレは、地上から見ただけでは分かりにくいケースもあります。特に雨漏りが発生している場合は、屋根材の表面だけでなく、下地や防水シートの状態まで確認することが大切です。
屋根材の塗膜劣化・剥がれ
スレート屋根や金属屋根など、塗装によって表面を保護している屋根材では、塗膜の劣化が進むと防水性や保護機能が低下します。
ただし、塗膜の劣化だけで直ちに雨漏りするとは限りません。雨漏りにつながるかどうかは、屋根材のひび割れ、重なり部分の状態、防水シートの劣化、下地の傷みなども関係します。
屋根塗装は、屋根材の表面を保護するために有効なメンテナンスですが、すでに雨漏りが起きている場合は、塗装だけでなく原因箇所の補修が必要です。
棟板金の劣化・破損
棟板金は、屋根の頂上部分に取り付けられている金属部材です。屋根材の取り合い部分を覆い、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
棟板金が強風で浮いたり、釘やビスが緩んだり、下地の貫板が劣化したりすると、隙間から雨水が入り込むおそれがあります。
棟板金まわりの不具合は、雨漏りだけでなく、強風時の飛散につながることもあるため、浮きやズレが疑われる場合は早めに点検しましょう。
防水シートの劣化・破損
屋根材の下には、防水シートが施工されています。防水シートは、屋根材の隙間から入り込んだ雨水を、建物内部へ入れないようにする重要な部材です。
しかし、防水シートが劣化・破損していると、屋根材の下に入った雨水を防ぎきれず、室内へ雨漏りすることがあります。
防水シートの状態は外から見ただけでは判断しにくいため、屋根材の破損や雨漏りがある場合は、下地まで含めた確認が必要です。
下地材や貫板の劣化・破損
屋根の下地材や、棟板金を固定する貫板が劣化すると、屋根材や板金を正しく固定できなくなることがあります。
下地が傷んでいる状態では、屋根材の浮きや板金のズレが起こりやすくなり、雨水の侵入経路ができる可能性があります。
表面の屋根材だけを補修しても、下地の劣化が進んでいる場合は雨漏りが再発することもあるため、必要に応じて下地まで確認することが大切です。
外壁・開口部・ベランダからの雨漏り

雨漏りは、屋根だけでなく、外壁・窓まわり・配管まわり・ベランダなどから発生するケースもあります。
外壁や開口部まわりは、ひび割れやシーリングの劣化、部材同士の取り合い部分の隙間から雨水が入り込みやすい箇所です。ここでは、屋根以外の部分が原因で発生する雨漏りについて解説します。
外壁のひび割れ・損傷
地震や経年劣化、外壁材の収縮などの影響で外壁にひび割れが発生すると、その隙間から雨水が入り込むことがあります。
小さなひび割れであっても、放置すると広がったり、雨水が内部へ入り込んだりする可能性があります。ひび割れの幅や深さ、下地の状態によって、補修方法は変わります。
外壁材の塗膜劣化・剥がれ
外壁も、屋根と同じように塗装によって表面が保護されています。
塗膜が劣化すると、外壁材が雨水を弾きにくくなり、汚れや色褪せ、チョーキング、ひび割れなどの症状が出やすくなります。
ただし、塗膜の劣化だけで雨漏りの原因が特定できるわけではありません。外壁材のひび割れ、シーリングの劣化、サッシまわりの隙間などもあわせて確認することが大切です。
シーリングの劣化・剥離
シーリングは、外壁材の継ぎ目やサッシまわりの隙間を埋める役割を持つ材料です。コーキングと呼ばれることもあります。
本来、シーリングには弾性があり、建物の微細な動きに合わせて建材同士の隙間を埋めています。
しかし、劣化したシーリングは硬くなり、ひび割れや剥離が起こりやすくなります。その隙間から雨水が入り込むと、外壁内部や室内側の雨漏りにつながることがあります。
ベランダ・バルコニーの防水層の劣化
ベランダやバルコニーには、雨水の侵入を防ぐための防水層が施工されています。
しかし、防水層にも寿命があり、経年劣化によってひび割れ、浮き、剥がれ、水たまりなどの症状が出ることがあります。
特に、ベランダやバルコニーの下に部屋がある場合は、防水層の劣化によって下階の天井や壁に雨漏りが発生することがあります。排水口の詰まりや勾配不良が関係するケースもあるため、防水層だけでなく排水まわりの確認も必要です。
雨漏りの原因は複数箇所が関係することもある
雨漏りは、室内に水が出ている場所と実際の原因箇所が異なることがあります。
たとえば、天井から雨水が落ちている場合でも、屋根材の破損だけでなく、棟板金の浮き、外壁のひび割れ、サッシまわりのシーリング劣化、ベランダ防水層の不具合などが関係しているケースもあります。
そのため、雨漏りが起きている場合は、見た目だけで原因を判断せず、屋根・外壁・開口部・ベランダなどを含めて確認することが大切です。
外壁のひび割れやシーリングの劣化、サッシまわりの隙間が気になる場合は、塗装だけでなく外壁補修が必要になることがあります。外壁の補修内容については、以下のページも参考にしてください。
▶︎ 外壁補修工事とは
外壁塗装の工事内容や塗り替えの判断については、以下のページでもご案内しています。
▶︎ 外壁塗装工事とは
【仙臺屋根屋からの一言】
雨漏りは、屋根だけ、外壁だけと一箇所で判断できないケースがあります。仙臺屋根屋では、屋根材、板金部分、外壁、シーリング、ベランダ防水層などを含めて、雨水の侵入経路を確認することが大切だと考えています。塗装で対応できる状態なのか、補修や雨漏り修理が必要な状態なのかを見極めることが重要です。
雨漏りの原因特定は簡単ではない

雨漏り修理では、正しく原因を特定し、原因箇所に応じた補修を行うことが大切です。
しかし、雨漏りの原因特定は簡単ではありません。室内の壁や天井に雨水が出ていても、実際の侵入口が屋根、外壁、サッシまわり、ベランダ、板金部分など別の場所にあるケースもあります。
たとえば、「壁から雨漏りしているように見えるから外壁が原因」と思っても、実際には屋根から入り込んだ雨水が壁の内部を伝っていることもあります。
雨漏りの原因を調べる方法には、主に以下のようなものがあります。
| 調査の種類 | 説明 |
|---|---|
| 目視調査 | 屋根、外壁、室内の雨染みなどを目視で確認する- 手軽に実施できる一方で、目視だけで原因を特定することは難しい場合がある |
| 散水調査 | 雨漏りの疑いがある箇所に水をかけ、雨漏りの再現を試みる- 実際の雨漏りに近い状況をつくることで、原因箇所を確認しやすくなる |
| 赤外線サーモグラフィー調査 | 赤外線カメラで温度差を確認し、雨水が入り込んでいる可能性のある箇所を探る- 他の調査と併用して原因を絞り込むことが多い |
| ガス調査 | 建物内部に検査用のガスを送り込み、外部でガスの漏れを探知する- 機材が必要で、調査費用が高くなる場合がある |
| 発光液調査 | 特殊な発光液を使用し、紫外線などを使って漏水箇所を確認する- 複数箇所から雨漏りしている可能性がある場合に使われることがある |
どの調査が適しているかは、雨漏りの状況や建物の構造によって異なります。自己判断で原因を決めつけず、専門業者に確認してもらうことが大切です。
雨漏りの修理方法と費用相場|原因箇所別に解説

雨漏り修理では、まず雨水の侵入経路を確認し、原因箇所に合った補修を行うことが大切です。
同じ「雨漏り」でも、屋根材の破損が原因なのか、棟板金の浮きが原因なのか、外壁のひび割れやシーリングの劣化が原因なのかによって、必要な工事は変わります。
また、費用は建物の状態、劣化範囲、足場の有無、下地まで傷んでいるかどうかによって大きく変わります。ここでは、代表的な修理方法と費用の目安を、原因箇所別に解説します。
屋根が原因の雨漏り修理
屋根が原因の雨漏りでは、屋根材の割れやズレ、棟板金の浮き、防水シートの劣化、下地の傷みなどが関係していることがあります。
表面の屋根材だけを補修すればよいケースもありますが、雨水が下地まで回っている場合は、部分補修ではなく葺き替えやカバー工法を検討することもあります。
屋根が原因の雨漏り修理では、以下のような工事が代表的です。
| 修理方法 | 費用目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 屋根材の一部補修 | 1万円〜5万円程度 | 瓦・スレート・金属屋根などの割れやズレを部分的に補修する |
| 棟板金の補修・交換 | 3万円〜10万円程度 | 棟板金の浮き、釘抜け、破損、下地の劣化を補修する |
| 防水シートの張り替え | 10万円〜30万円程度 | 屋根材を一部または広範囲に撤去し、防水シートを補修・交換する |
| 屋根カバー工法 | 60万円〜120万円程度 | 既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる |
| 屋根の葺き替え | 60万円〜200万円程度 | 既存屋根材や下地を撤去し、新しい屋根へ交換する |
屋根材の一部補修
瓦やスレート、金属屋根などの一部が割れている、ズレている、浮いている場合は、部分補修で対応できることがあります。
破損範囲が限られており、下地や防水シートに大きな傷みがない場合は、比較的短期間で修理できるケースもあります。
ただし、見えている破損箇所だけが雨漏りの原因とは限りません。雨水が屋根材の下に回っている場合は、防水シートや下地の状態まで確認することが大切です。
棟板金の補修・交換
棟板金は、屋根の頂上部分に取り付けられている金属部材です。強風や経年劣化によって棟板金が浮いたり、釘やビスが緩んだりすると、隙間から雨水が入り込むことがあります。
棟板金そのものの浮きや破損であれば、補修や交換で対応できる場合があります。一方で、棟板金の下地である貫板まで傷んでいる場合は、下地材の交換も必要になることがあります。
屋根の板金部分は雨仕舞いに関わる重要な箇所のため、表面だけでなく固定状態や下地の状態まで確認しましょう。
防水シートの張り替え
屋根材の下にある防水シートが劣化・破損している場合は、屋根材の一部または広範囲を撤去して、防水シートを補修・交換する必要があります。
防水シートは外から見えない部分にあるため、劣化の有無を目視だけで判断することは難しいです。雨漏りが続いている場合や、屋根材の下に雨水が回っている可能性がある場合は、専門業者による確認が必要です。
屋根カバー工法
屋根カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工事です。既存屋根を撤去しないため、葺き替えよりも工期や費用を抑えやすい場合があります。
ただし、すでに雨漏りによって下地が腐食している場合や、防水シートが広範囲に傷んでいる場合は、カバー工法だけでは対応できないことがあります。
また、屋根が二重になるため建物への重量負担も考慮する必要があります。カバー工法が適しているかどうかは、屋根材の種類、下地の状態、雨漏りの進行状況を確認したうえで判断しましょう。
屋根の葺き替え
屋根の葺き替えは、既存の屋根材や下地を撤去し、新しい屋根へ交換する工事です。
雨漏りが広範囲に進んでいる場合や、防水シート・下地材まで傷んでいる場合は、部分補修ではなく葺き替えを検討することがあります。
費用は高くなりやすいものの、傷んだ部分を根本的に直しやすく、屋根全体の耐久性を見直せる点がメリットです。
外壁・開口部・ベランダが原因の雨漏り修理
雨漏りは、屋根だけでなく、外壁のひび割れ、シーリングの劣化、窓まわりの隙間、ベランダ防水層の劣化などが原因で起こることもあります。
外壁や開口部が原因の場合、外壁塗装だけで対応できるとは限りません。ひび割れ補修、シーリング打ち替え、防水工事、外壁材の張り替えなど、原因に応じた補修が必要です。
外壁・開口部・ベランダが原因の雨漏り修理では、以下のような工事が代表的です。
| 修理方法 | 費用目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| シーリング補修・打ち替え | 5万円〜50万円程度 | 外壁の継ぎ目やサッシまわりのシーリングを補修・交換する |
| ベランダ・バルコニー防水補修 | 3万円〜20万円程度 | 防水層のひび割れ、浮き、排水不良などを補修する |
| 外壁のひび割れ補修 | 5万円〜30万円程度 | 外壁のクラックや欠損部分を補修する |
| 外壁カバー工法 | 150万円〜250万円程度 | 既存外壁の上に新しい外壁材を重ねる |
| 外壁の張り替え | 200万円〜500万円程度 | 既存外壁を撤去し、新しい外壁材へ交換する |
シーリング補修・打ち替え
シーリングは、外壁材の継ぎ目やサッシまわりの隙間を埋める材料です。経年劣化によってひび割れ、剥離、硬化が起こると、そこから雨水が入り込むことがあります。
軽度の劣化であれば部分補修で対応できる場合もありますが、劣化範囲が広い場合はシーリングの打ち替えが必要になることがあります。
外壁塗装を行う場合でも、シーリングが劣化している状態のまま塗装してしまうと、雨水の侵入を防ぎきれない可能性があります。そのため、外壁塗装前にはシーリングの状態も確認しましょう。
ベランダ・バルコニー防水補修
ベランダやバルコニーから雨漏りしている場合は、防水層のひび割れ、浮き、剥がれ、排水口の詰まりなどが原因になっていることがあります。
表面の防水層だけの劣化であれば補修で対応できる場合がありますが、下地まで雨水が回っている場合は、より大きな修理が必要になることもあります。
特に、ベランダやバルコニーの下に部屋がある場合は、雨漏りが室内被害につながりやすいため、早めの確認が大切です。
外壁のひび割れ補修
外壁のひび割れから雨水が入り込んでいる場合は、ひび割れの幅や深さ、下地の状態に応じて補修を行います。
小さなひび割れでも、放置すると雨水が外壁内部へ入り込み、下地の劣化や室内側の雨漏りにつながることがあります。
外壁のひび割れが雨漏りに関係している場合は、単に表面を塗装するだけでなく、ひび割れ補修やシーリング処理を行ったうえで、必要に応じて外壁塗装を検討します。
外壁カバー工法
外壁カバー工法は、既存の外壁を残したまま、その上から新しい外壁材を重ねる工事です。
既存外壁を撤去しないため、張り替えに比べて工期や廃材を抑えやすい場合があります。また、外壁が二重になることで、断熱性や防音性の向上が期待できることもあります。
ただし、外壁内部や下地がすでに腐食している場合は、カバー工法だけでは対応できないことがあります。建物全体の重量が増える点や、選べる外壁材が限られる点にも注意が必要です。
外壁の張り替え
外壁の張り替えは、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材へ交換する工事です。
外壁材や下地の劣化が広範囲に進んでいる場合、外壁内部に雨水が回っている場合、部分補修では対応しきれない場合に検討されます。
費用は高くなりやすいものの、劣化した外壁材や下地を確認しながら工事できるため、雨漏りの原因を根本的に改善しやすい方法です。
雨漏り修理の費用は現地調査で確認することが大切
雨漏り修理の費用は、原因箇所や劣化状況、足場の有無、下地まで傷んでいるかどうかによって大きく変わります。
特に、室内に水が出ている場所と実際の原因箇所が異なる場合は、表面だけを補修しても雨漏りが再発することがあります。
正確な修理方法や費用を知るには、現地で原因を確認したうえで見積もりを取ることが大切です。
雨漏り修理の実績を確認したい方は、以下の施工事例も参考にしてください。
▶︎ 雨漏り修理の施工事例・お客様の声
外壁工事を含む施工実績は、以下よりご確認いただけます。
▶︎ 外壁工事の施工事例・お客様の声
雨漏り修理の代表的な依頼先
雨漏り修理は、住宅を建てた会社、リフォーム会社、屋根・外壁の修理専門業者などに相談できます。
ただし、築年数や雨漏りの原因、保証の有無によって、最初に相談すべき依頼先は変わります。ここでは、代表的な依頼先ごとの特徴を解説します。
ハウスメーカー・工務店
築年数が浅い住宅で雨漏りが発生した場合は、まず住宅を建てたハウスメーカーや工務店、または売主に相談しましょう。
新築住宅では、構造上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分について、一定期間の保証や責任が関係する場合があります。ただし、すべての雨漏りが保証や保険の対象になるとは限らず、原因や契約内容、保証書の内容によって対応は異なります。
そのため、建築後間もない住宅で雨漏りが起きた場合は、自己判断で別の業者に修理を依頼する前に、まず保証書・契約書・引き渡し時の書類を確認し、住宅の建築を任せた会社へ問い合わせることが大切です。
リフォーム会社
リフォーム会社は、住宅内部・外部の補修や改修に対応している会社です。
雨漏り修理だけでなく、内装の復旧や外壁補修、ベランダ防水などをあわせて相談できる場合があります。
ただし、対応できる範囲は会社によって異なります。雨漏りの原因調査や屋根・外壁の補修実績があるかを確認してから相談しましょう。
屋根・外壁の修理専門業者
屋根や外壁の修理専門業者では、屋根材、板金部分、外壁、シーリング、ベランダ防水層などを確認しながら、雨漏りの原因を調査できる場合があります。
経験のある業者であれば、屋根や外壁の状態を確認したうえで、必要な補修方法を相談しやすいでしょう。
雨漏りは原因箇所が複数に分かれることもあるため、屋根だけ、外壁だけで判断せず、建物全体の状態を確認してもらうことが大切です。
自宅で雨漏りが始まった時の応急処置

自宅で雨漏りが発生した時には、その被害を拡大させないための応急処置が必要です。
適切に応急処置を行うことで、修理までの間に被害が広がるリスクを抑えやすくなります。
雨漏りで濡れた場所の水を拭き取る
まずは雨水で濡れてしまった箇所の水を拭き取ります。
濡れた部分を放置しておくと、水分が住宅内部や家具家電などに染み込んでしまう可能性があります。
濡れる範囲が広がらないようにする
雨水のせいで濡れてしまう範囲が広がらないように、次のような対応をしてください。
- バケツなどで雨水を受け止められるようにする
- ビニールシートなどで床や壁を覆う
- 電化製品を雨漏り発生地点から避難させる
- 安全に手が届く範囲で、室内側から一時的に水の広がりを抑える
屋根の上や外壁の高い位置に登って、防水テープやコーキングで無理に塞ぐ作業は、転落や雨漏り悪化の危険があるため避けましょう。
雨漏りを見つけた時は、まず二次被害を最小限に抑える工夫をしましょう。
雨漏りの状況を記録する
先ほどもお伝えしたように、雨漏りの修繕は原因を特定できなければできません。
雨漏り修理の際の原因特定を進めやすくするためにも、雨漏りの状態をスマホの写真や動画に収めておいてください。
可能であれば、応急処置をする前に雨漏りの状態を記録に残します。
雨漏りの様子を記録・提供すれば、依頼を受けた業者はその情報をもとに雨漏り修理を進めやすくなるでしょう。
外壁塗装・屋根塗装は雨漏り予防のメンテナンスとして有効

外壁塗装・屋根塗装で、すでに発生している雨漏りを直すことは難しいものの、塗装は外装材の劣化を抑え、雨漏りリスクを減らすためのメンテナンスとして有効です。
しかし、外壁塗装・屋根塗装はその性能を維持するために、定期的なメンテナンスが必要です。
自宅に次のような劣化サインが現れている場合は、雨漏りを予防するためにも外壁・屋根塗装を検討してください。
- チョーキング(手で触ると粉状のものが付着する状態)
- 色褪せ
- ひび割れ
- 苔や藻の発生
- サビの発生
- 塗膜の膨れ
- 塗膜の剥がれ
自分で劣化状態を見てもよく分からないという方は、プロに外壁塗装・屋根塗装の状態をチェックしてもらうと良いでしょう。
また、外壁塗装時には塗料ごとの耐用年数を比較して、長期的に見たコストパフォーマンスを考えるべきです。
雨漏り修理は自分でできるのか?

雨漏り修理は、原因特定や補修に専門的な知識と技術が必要です。
そのため、屋根や外壁の高い位置に登って自分で修理することはおすすめできません。
一時的に雨漏りが止まったように見えても、実際には建物内部で雨水の侵入が続いていたり、別の箇所を傷めてしまったりするおそれがあります。
室内側で雨水を受け止める、濡れた部分を拭き取る、家具や家電を移動するなどの応急処置は大切ですが、原因箇所の補修は専門業者へ相談しましょう。
応急処置の際にも、屋根の上や外壁の高い位置に登る行動は避けてください。
雨漏り修理に火災保険が使えることはある?

台風・強風・ひょう・雪などの自然災害が原因で屋根や外壁が破損し、その結果として雨漏りが発生した場合は、契約内容によって火災保険の対象になる可能性があります。
ただし、すべての雨漏りに保険が使えるわけではありません。経年劣化、メンテナンス不足、施工不良、原因が特定できない雨漏りなどは、保険の対象外になることがあります。
保険が使えるかどうかは、損傷原因、発生時期、契約内容、保険会社の判断によって変わります。自己判断で「保険で直せる」と決めつけず、まずは加入している保険会社や保険代理店へ確認しましょう。
外壁塗装や外壁補修と火災保険の関係については、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
外壁塗装や屋根塗装は、建物の表面を保護し、雨水や紫外線による劣化を抑えるために大切な工事です。
しかし、すでに発生している雨漏りを、塗装だけで直すことは難しいです。雨漏りの原因が外壁のひび割れ、シーリングの劣化、屋根材の破損、防水シートの劣化、ベランダ防水層の不具合などにある場合は、原因箇所に応じた補修や雨漏り修理が必要になります。
雨漏りを放置すると、柱や梁、断熱材、天井材、電気配線などに被害が広がるおそれがあります。室内に雨水が出ている場合や、外壁・屋根の劣化が気になる場合は、早めに原因を確認しましょう。
仙台市周辺で外壁塗装・外壁補修・雨漏り修理をご検討中の方は、仙臺屋根屋の無料診断・見積フォームよりご相談ください。