「えっ!もしかして雨漏りしている?」
「天井にこんなシミあったかな?」
台風や梅雨で雨が多い時期になるとこのようなお悩みが増えてきます。
「雨が止んだら問題ないか…」と思って放っておくと家全体に被害が拡大してしまうこともあります。
雨漏りに気付いたらすぐに適切な対処をすることが大切です。
この記事では、「雨漏りの原因」「雨漏りの修理方法」など雨漏りが起きたときにどうすれば良いかをお伝えします。
「屋根を修理する際の費用相場」もご紹介するので、古い屋根で雨漏りの心配をしている方や実際に雨漏りが起こってどうすれば良いか分からないという方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
こんな症状があったら雨漏りしているかも!
雨漏りといえば天井から水が落ちてくるという状況をイメージされる方も多いですが、実は他にも様々な症状が現れます。
これから雨漏りの症状をご紹介するので、ご自宅でこのような症状がないか確認してみましょう。
- 天井にシミができている
- 雨が降るたびに天井のシミが大きくなっている
- 天井から水がポタポタと落ちてくる
- 壁が膨らんでいる
- 壁が剥がれている
- 窓サッシの上部分から水が落ちてくる
- 雨が強い日に天井から水が流れるような音がする
- 床が膨れ上がっている
このような症状がある場合は、水が屋根材を通り越して建物内に侵入してきている可能性が高いので、該当症状がある場合は、まず原因を特定しましょう。
では原因を特定するためにはどうしたら良いでしょうか。
雨漏りの原因を特定するには
雨漏りの原因を特定するためには屋根修理の専門業者に依頼しましょう。
屋根の構造は複雑で一般の人が確認しても分からないことが多いので、専門業者に確認してもらう必要があります。
雨漏りって放っておいても大丈夫?
雨漏りは雨が止むと一時的に収まることが多いので、放っておいても良いと考える人もいます。
しかし、放置すると家の土台となる木が腐ったり、カビが増えて健康被害をもたらしたりしてしまう可能性があります。
雨漏りの可能性に気付いたらすばやく対処しましょう。
早く対処すれば修理費用も抑えられることが多いです。
では、次に雨漏りの原因をご紹介します。
雨漏りの原因とは
因で雨漏りが起こるのでしょうか。
- 板や瓦のずれ
- 屋根材の劣化
- 屋根の穴
- 屋根の工事不良
板や瓦のずれ
雨漏りの原因として、屋根板や瓦のずれが考えられます。
強風や雨などが原因で屋根板や瓦がずれるとずれた部分から雨が侵入して雨漏りを起こしてしまうことがあります。
屋根材の劣化
雨漏りの原因として、屋根材の劣化が考えられます。
屋根材とは、屋根に使われるいろいろな材料のことで屋根板・瓦・コーティング材などです。
屋根材は直接雨や風や太陽光を受けているので、長年使っているとどうしても劣化してしまいます。
このような劣化が原因でひび割れやずれが起こり、雨漏りが起こってしまうことがあります。
屋根のコーティングは塗り替えが必要?
屋根のコーティングは、屋根の劣化を防ぐために行うものです。
塗ったコーティング剤の質によっても変わりますが、ある程度の年数で塗り替えることが大切です。
塗り替えを定期的に行うことによって屋根が長持ちし、結果的には費用を抑えられます。
コーティング剤の耐用年数
塗料 | 耐用年数 |
---|---|
ウレタン | 3~5年 |
シリコン | 5~7年 |
フッ素 | 7~10年 |
無機 | 10~15年 |
コーティング剤は、耐用年数が長ければ長いほど費用がかかりますが、その分長く使えて工事の回数も少なくなるので全体的にはお得と言えるでしょう。
屋根の穴
雨漏りの原因として、屋根の穴も考えられます。
経年劣化で穴があくこともありますが、台風などで物が飛んできて穴があいてしまうこともあります。
この場合は穴をふさぐと雨漏りは直りますが、シートを被せるだけの処置ではまた雨漏りが起こる可能性が高いです。
自分たちで対処せずに、専門業者に修理を依頼しましょう。
屋根の工事不備
雨漏りは、屋根の工事不備でも起こることがあります。
屋根の工事中に業者が手を抜いていたり、工事中に屋根が割れたのに放置していたりすると雨漏りの原因となります。
屋根工事をしたばかりなのに雨漏りが起こった場合は、屋根工事をしてもらった業者に連絡しましょう。
工事してすぐの場合は保証を活用して無料で修理できる可能性が高いです。
このように様々な原因で起こる雨漏りですが、実際に雨漏りが起こったときはどのように対処すれば良いでしょうか。
雨漏りしたらどうすればいい?
実際に雨漏りが起こったら慌ててしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて冷静に対処することが大事です。
では、雨漏りが起こったときの対処法をご紹介します。
- 雨漏りは放置しないようにしよう
- 応急処置をしよう
- 屋根の修理業者に連絡しよう
- 雨漏りポイントと時期を確認しよう
- 自分で修理しない
雨漏りは放置しないようにしよう
雨漏りが起こったときは放置しないことが大切です。
実際に雨の水滴が家に落ちてきていなくても、屋根内や家の骨組み部分に雨が侵入している可能性があります。
その場合、家全体が傷んでしまうことがあるので、早めに対処することが重要です。
応急処置をしよう
雨水がポタポタと室内に落ちてきているときは、まずバケツなどで雨水をキャッチして濡れてしまった床を拭きましょう。
雨が降っているときに屋根に上がって作業すると危険なので、室内に侵入してきた水への対処を行います。
屋根をシートで覆っても大丈夫?
雨が上がった後に、屋根に上ってシートで覆えば良いのでは?と考える人も多いですが、シートでの処置は一時的なもので危険も伴います。
自分たちで屋根に上って対処しようとせずにできるだけ専門業者へ依頼しましょう。
屋根の修理業者に連絡しよう
雨漏りが起こって応急処置ができたら、屋根の修理業者へ連絡しましょう。
雨漏りを起こしているときには、なんらかの修理が必要なことが多いです。
しかも屋根の修理は一般の人には難しい作業が多いので、専門業者に依頼することが大切です。
雨漏りポイントと時期を確認しよう
屋根の修理業者に連絡したら、雨漏りポイントや雨漏りの症状があらわれた時期を確認しましょう。
雨漏りの期間が長ければ長いほど修理が必要な部分が多く、家自体にも影響を及ぼしていることがあります。
雨漏りが起こったタイミング・雨漏りの症状・コーティング剤の塗り替え時期などを確認しておくと業者の方が来た時にスムーズです。
自分で修理しない
基本的に屋根の修理は自分でしないほうが良いです。
屋根に上ること自体危険ですし、屋根は構造が複雑で修理も難しいです。
実際に修理する際には、足場を組んで何日もかけて修理を行うほど大掛かりな工事になることもあるくらいなので、業者に依頼するようにしましょう。
屋根の修理方法とは
屋根を修理する方法とはどんな方法があるのでしょうか。
これから屋根の主な修理方法をご紹介します。
塗装
屋根の塗装には、防水機能が備わっています。
屋根自体に防水性があるものは少ないので、塗装をしっかりとしておくことで防水性を保つことが可能です。
塗装が劣化してきて剥げてきた場合は、塗装し直しましょう。
塗装の流れは以下の通りです。
- 高圧洗浄機を使用して古い塗装を剥がす
- 屋根の傷んでいる部分を修繕する
- 屋根全体を塗装する
葺き替え
屋根の板や瓦自体が傷んでいる場合は、屋根の葺き替えを行います。
定期的にメンテナンスで塗装をし直していると屋根材は長く使えますが、いつかは交換が必要です。屋根材の耐久年数は屋根材の質にもよりますが、一般的に20~30年くらいだと言われています。
工事の流れは以下の通りです。
- 屋根材と防水シートを剥がす
- 防水シート下の野地板が傷んでいるときは野地板を交換する
- 防水シートを取り付ける
- 屋根材を取り付ける
カバー取りつけ
屋根材自体が傷んでいるときは、古い屋根の上に新しい屋根を取り付けるという方法もあります。
このような方法では、軽い屋根材を使用することが多く費用も抑えられます。
カバー取り付けのメリット | カバー取り付けのデメリット |
---|---|
・費用を抑えられる ・遮音性が上がる ・遮熱性が上がる | ・屋根自体が重くなる ・屋根材自体の腐食が進んでいる場合は家自体が傷む |
カバー取り付けには、このようなメリット・デメリットがあります。
屋根を取り付けてから40年以上経っている場合は、下地が傷んでいる可能性があるので葺き替えをする方がおすすめです。
屋根の修理費用相場
屋根の修理費用相場を修理内容別にご紹介します。
屋根全体の修理
- 塗装…50万円~100万円(屋根の範囲による)
- 葺き替え…150万円~200万円(屋根の範囲による)
- カバー取り付け…90万円~200万円(屋根の範囲による)
屋根の工事の際には上の工事費用+足場代が必要な場合が多いです。
屋根の部分的な修理
- 屋根材…1万円~6万円
- 屋根板…15万円~
- 天窓…3万円~
- 雨どい…3万円~10万円
屋根の一部分を修理する場合は、全体を修理するよりは費用がかからないことが多いです。
ただし、上の費用+交通費や調査費がかかることがあります。
早めに修理すると部分修理だけに抑えられることが多いので雨漏りに気付いたらすぐに修理しましょう。
修理業者を選ぶポイント
屋根の修理業者を選ぶためにはいくつかのポイントがあるのでチェックしていきましょう。
- 地元の業者に依頼しよう
- 複数の業者で見積りをとろう
- 悪質業者には注意しよう
地元の業者に依頼しよう
屋根は大手ハウスメーカーで修理できることが多いですが、大手ハウスメーカーで修理すると費用が1.5倍ほど高くなることが多いです。
費用を抑えたい方は、地元の屋根業者に依頼するのがおすすめです。
大手ハウスメーカーに依頼しても実際に工事するのは地元の屋根業者のことが多いので、工事の質に大差ありません。
費用を抑えたいという方は直接地元の屋根業者に連絡してみましょう。
複数の業者で見積もりを取ろう
屋根の工事をする際には、複数の業者で相見積もりを取るのがおすすめです。
相見積もりをすると工事費用の相場が分かって、値段交渉がしやすくなります。
- 工事費用の相場が分かる
- 業者間の費用を比べられる
- 値下げ交渉がしやすい
- 悪徳業者を見抜ける
悪質業者には注意しよう
屋根の工事業者の中には悪徳業者が紛れていることがあります。
適切な修理をせずに高額な費用を請求するような業者もいるので注意が必要です。
- 雨漏りの原因をはっきり言わない
- 工事内容が単純すぎる
- 工事説明が雑
屋根を長持ちさせるためのポイント
次に屋根を長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
- 定期メンテナンスをする
- リフォームする
- 優良業者に施工してもらう
定期メンテナンスをする
屋根を長持ちさせるためには定期メンテナンスが大切です。
定期メンテナンスで屋根を定期的に見ていけば破損や損傷を早く見つけて、ダメージが少ないうちに修理することもできます。
メンテナンス費用はある程度必要ですが、修理費用の方が大きくなることが多いので、定期メンテナンスで未然に大きなトラブルを防ぎましょう。
定期メンテナンスってどうしたらいいの?
定期メンテナンスは、屋根の修理専門業者に依頼しましょう。
最近はドローンを使って簡単に屋根の状況を確認してくれる業者もあります。
自分で屋根に上ると危険なので、自分で屋根の確認をするのはやめましょう。
リフォームをする
屋根で使用している屋根材は経年劣化していくものなので、ある程度の期間が過ぎたらリフォームが必要です。
コーティング材も20~30年程度で剥げてくるので塗り直しを行いましょう。
屋根を取り付けた時に、次のリフォームの目安を聞いておくと安心です。
優良業者に施工してもらう
屋根は業者の技術力によって出来栄えが変わってきます。
同じ作業をしていても技術力が高い業者であれば長持ちする可能性が高いです。
そのため、優良業者に依頼することが大切です。
- 相見積もりをする
- 口コミを調べる
- 押しかけ業者に注意する
- 会社の評判を調べる
このようなポイントを確認して優良業者を探しましょう。
仙臺屋根屋の雨漏りの修理実績
仙台市宮城野区での実績①
施工内容 |
・屋根漏水による棟板金交換工事 ・ひび割れ補修工事 |
---|---|
施工前のお悩み |
・本来では屋根の葺き替え工事をしたいが予算がないので、とりあえず雨漏りだけを直したい。 ・夏場は2階が暑いので改善したい。 |
施工後のお客様の声 | とりあえず雨漏りしなくなったので、安心しました。 |
施工期間 | 令和5年5月30日~6月3日(5日間) |
築年数 | 38年 |
施工費用 | 52万円(税別) |
m数 | 棟板金長さ46m |
使用材料 |
・棟板金(カラー遮熱カラーガルバリウム鋼板) ・棟下地材(樹脂製下地材)名称SK胴縁 ・オプション工事換気棟2か所 |
天井からの漏水状況
スレート屋根のひび割れ部分
既存棟板金撤去後の屋根材のひび割れと腐食
棟板金交換前
棟板金交換後(換気棟も設置)
仙台市宮城野区での実績②
施工内容 | 外壁ひび割れ及び漏水部修繕工事 |
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施工前のお悩み |
・雨漏りを直したい。 ・以前にお願いしていた屋根屋さんもいたが、不安なのでもっと信頼できる業者にお願いしたい。 |
施工後のお客様の声 |
・無事に雨漏りもなくなり、安心している。 ・今後、屋根の葺き替えをする時は是非お願いしたいとお話を頂きました。 |
施工期間 | 令和4年11月4日~11月8日(5日間) |
築年数 | 45年 |
施工費用 | 75,000円(税別) |
使用材料 | ガルバリウム鋼板曲げ加工品・変成シーリング材 |
外壁のひび割れ
漏水部付近 屋根と外壁の境目(水切り)部のひび割れ
天井からの漏水
施工後
まとめ
雨漏りは雨が多い時期に発生しやすいお悩みの一つです。
雨が止むと一旦雨漏りも落ち着くことが多いですが、一度雨漏りが起こったということは屋根などが損傷している可能性があります。
屋根が傷んでいると家全体に水が染み込んで、家全体の木を腐らせてしまう可能性もあるので注意が必要です。
雨漏りに気が付いたらすばやく専門業者に連絡して修理を行います。
早めに対処すれば修理費用も抑えられることが多いです。
業者を選ぶ際には複数の業者から相見積もりを取って、優良業者を選ぶようにしましょう。